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京都の豊田保之/トヨダヤスシ建築設計事務所の旧ブログです。
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ならやまの家:土塗り初日・土壁が凍結したらどうなる?

12月22日(月)、ならやまの家の土塗りが始まりました。
前の週は、寒さが増して雪も降るかのような気温でしたが、そんな寒さも吹き飛び快晴です。

初日は、まず養生から。
柱・梁に土が飛ぶので、ここは確実にしなければといけません。

材料は、
土を塗る面積約100m2
厚み約30〜50mm
荒土4.0m3
ワラスサ4本

といったところ。
柱の紙巻が残っていれば・・。と思いつつ養生が完了したのは夕方。

本格的に塗り始めるのは2日目になったため、一面だけテストで塗ってみました。

まずは、
荒土に水を入れ、クワで混ぜ、足でふみ、柔らかくした後、ワラスサを入れます。
さらに練り混ぜ、程良い硬さに。

さあ、塗り始めです。
今回、木小舞のサイズと隙間を変更したので、うまくはみ出るかどうか。

背面を見ると。。

良い感じです!!
これだけ出ていれば問題ありません。

ちなみに、この壁は裏返しをする予定。
蓄熱効果を発揮させるため、少し仕様を変更してみました!
マル秘です。


最近は、温暖化の影響か、バケツの水も凍ることが少なくなったので、冬に土を塗っても大丈夫という話を聞きます。
父もだいじょうぶやで。と言っていました。

少し気になったので、過去のアメダスで気温を調べてみると、やはり最低気温は徐々に上がってきています。

京都市の気温
1881年1月 最高気温11.3度 最低気温-9.2度 
1884年1月 最高気温11.3度 最低気温-7.3度
1894年1月 最高気温11.7度 最低気温-6.2度 
1924年1月 最高気温16.1度 最低気温-5.3度 
1954年1月 最高気温15.1度 最低気温-3.5度 
1984年1月 最高気温10.2度 最低気温-3.3度
1994年1月 最高気温14.3度 最低気温-1.9度
2004年1月 最高気温12.8度 最低気温-3.4度
2014年1月 最高気温14.3度 最低気温-1.5度

130年前と7.7度も違います。

やはり、暖かくなってきたのはデータを見ても本当なのかもしれません。


では、土壁が凍結したらどうなるかというと、

1,土壁表面が寒さで凍る。
2,暖かくなった次の日に、水分が溶けて流れだす。
3,土壁周囲を汚す。

30年前に土壁が凍ったため、真壁の梁・土台が土のアクで染みがついたそうです。
あれは、えらい目にあった!と職人さんの話。

なかなかリアルな話です。


そういえば、造形大の合評会で青森に家を建てる計画案を出された方がいました。

うちに職人さんは、青森出身なので聞いて見ると、青森には良い土がないとのこと。
京都から土をもっていったことがあるようなので、そうなのかもしれません。

一方、大学の先生に聞くと、青森でも土壁の家はあったそうです。


昔は、木・土・石・草などの自然材料しかなかったわけですし、家をつくる素材を考えると、絶対にないということはなさそうですね。
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