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京都の豊田保之/トヨダヤスシ建築設計事務所の旧ブログです。
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木小舞土壁片面塗り手法04@土壁外断熱

今回は、木小舞土壁片面塗り手法の断熱の話です。

2枚図を載せましたが、これは、土壁・塗り壁時の断熱性能についてまとめたものです。
それぞれ使用する断熱材によって、性能が違うので参考程度で見ていただければと思います。

木小舞土壁片面塗り手法は、7番に当たり、熱貫流率が 0.51 W/m2K前後です。

竹小舞を組んで両面に土を塗るのが一般的に知られている方法ですが、これだと、土壁が60mm程度、外部チリ(アキ)は、30mm程度となり、そのチリ部分に断熱材を充填することになります。
これだと、いくら性能が良い断熱材でも30mmしか入らないので、3番や4番程度の熱貫流率になります。

そこで、木小舞土壁片面塗り手法が生きてきます。
土を片面だけに塗り、外部面の土を塗る30mm分+チリ30mm分、計60mm分に断熱材を充填し、断熱材の厚みを確保することを最優先としたわけです。

まだまだ、土壁経験が浅いので、竹小舞を組んで両面塗るいう固定概念を捨てることができたのが、よかったのかもしれません。


断熱材の種類ですが、
プラ系、自然系、エコ系等色々ありますが、自然素材を重視するためウールブレス(羊毛)を使用しています。
繊維系断熱材を使うのは、土を塗った外部面がデコボコしているので、それにある程度密着させるためです。


断熱材の厚みですが、
木小舞土壁片面塗り手法の場合60mm〜70mmのアキ部分にしっかり充填できるように、100mmのウールブレスを押し込んでいます。
こうすることで、土のデコボコ面とウールブレスが密着します。

そして、外部面に面材を張り、ウールブレスが膨れたりズレ落ちてこないようにきちんと固定をします。

これで、土壁の蓄熱容量を利用した外断熱が完成です。
外部に熱が逃げないように断熱材を入れ、土壁30mmに蓄熱させるという仕組みなので、外断熱と言っています。


さて、ここで注意しないといけないのが、結露の問題。
断熱と結露は一緒に考えないといけないのですが、これは、また次回へつづく。
| WORKS NEWS | 15:36 | comments(2) | -


コメント
はじめまして。建築事務所のスタッフのものですが、土壁の断熱方法について調べていてこちらにお伺いしました。画面上では細かい図や文字が見えにくいのですが、これが掲載されている掲載誌等があれば教えていただけないでしょうか。
| 与語 | 2014/09/20 2:06 PM |
はじめまして。
TOPのお問い合わせフォームより、事務所名・お名前をご記入の上、お問い合わせいただければ、掲載誌等、折り返し返事をさせて頂きます。
宜しくお願いいたします。
| 管理者 | 2014/09/20 3:10 PM |
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